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スウェーデンハウスを塗る時の硬化剤選択

こんにちは、宮本です。

ブログをご覧いただきありがとうございます。

昨年の10月に札幌市南区で施工したスウェーデンハウス外壁塗装工事のご紹介です。

 

創業以来本当にたくさんのスウェーデンハウスを塗らせていただいたということもあり、何気なく「スウェーデン」をインターネット検索してみましたら、正式な国名は「スウェーデン王国」であることを知りました。知らなかった情報を拾って得しました(笑)

 

札幌市南区スウェーデンハウス外壁塗装工事

1990年建築の住宅です。

ご依頼いただいた施主様はこの住宅を数年前に中古住宅としてご購入されたお二人目のオーナーです。

少しずつご自分仕様の住宅に内部・外部をメンテナンスリフォームされている過程で当店とのご縁をいただきました。

 

窓回りの木部は劣化による旧塗膜の剥離が目立ちます。

 

窓の下に設置されている水切鋼鈑が外れておりますので、この部分は差し込みし直してシーリングする必要があります。

 

屋根は前オーナーさんの時に塗装した塗膜が薄れて塗りムラが見えます。

目視では錆も点在しておりますので下地の調整も必要です。

屋根全体をケレンといって特殊なクロスで手作業による磨きをしたあと、錆止め塗装・上塗り塗装と移行していくのですが、錆止め塗装は錆びる前の下地に対して膜厚を稼いで錆を遅らせることができる塗料であり、既に錆びている部分の錆を止めることはできないと考えています。

ですので、既に錆びている部分に対しては最初に錆を不活性にする塗料を塗布する必要があります。

実際に屋根に上がってみると錆が屋根全体に点在していましたので、不活性にする塗料をタッチアップ塗装するだけでほぼ一日かかりました。

 

窓枠の塗装は剥離している旧塗膜を除去して、

 

札幌市南区外壁塗装木部ケレン

サンドペーパー#180で空砥ぎして下地を均します。

 

上塗りは弱溶剤2液形シリコン樹脂を塗りました。

2液形塗料なので主剤と硬化剤を決められた比率で混ぜ合わせて塗ります。

 

硬化剤は下地の種類によって変える必要があります。

窓枠・木部は弾性硬化剤を調合して使用しました。

硬化剤の選択を間違えると高いランクの塗料でも短期間で剥離してしまいます。

 

全ての窓枠塗装が完了しました。

窓額縁と窓建具を色替えしたので窓全体に立体感が出ました。

 

南側、デッキに出入りするドアと窓。施工前の画像です。

スウェーデンハウスの特徴的な部分でもあるのがこの部分です。

 

このように変わりました。

 

玄関ドアの塗装中です。

 

玄関ドアの塗装が完了しました。

ドア本体と外枠の色を同じ白でも微妙に変えています。

 

完成です。

施主様の完成イメージがしっかりしていたのでそのイメージに忠実に近づけるように事前にシミュレーション画像を作成し確認いただきました。

施主様のセンスが本当によくて、とても綺麗でバランスのいい色になりました。

これから更にご自分仕様のスウェーデンハウスに染めて、ご家族皆様にとって心休まるお気に入りの住まいであり続けるといいなと思います。

 

※このブログ記事は施主様のご厚意により掲載の許可をいただいております。

施主様には心から感謝申し上げます。

今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。