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この仕事に長年従事して思うこと

お客様に感謝

この24年間に大小合わせて2000件以上の住宅リフォーム工事を担当させていただきました。
そして、たくさんのお客様に出会い、多くのことをお客様に教えていただき、これが私の財産になっていることを思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
まだ駆け出しの頃、名刺の出し方等のビジネスマナーを教えてくれたお客様もいらっしゃいましたし、なかなか気配りのできない私に、厳しい指摘をしてくれたお客様、連絡の悪かった私に催促のお叱りのついでに、お客様の気持ちを丁寧に説明してくれたお客様もいらっしゃいました。 そのように、至らない点が多い私に親切に厳しく気づかせてくれたお客様がいなければ、私は社会人として報酬を受ける資格を得られなかったでしょう。 私も勤め人時代に部下をもちましたが、人を叱り、気付かせるというのは大変なエネルギーが必要です。 私に気づかせようという優しさから、叱ってくれた多くのお客様には感謝してもしきれません。

さて、長いあいだ一つの業界にいると、当然のことながら様々な問題点もわかってきます。
以下にご紹介するお話は住宅の塗装工事において私が見聞きしたり、実際に体験したことを基にご紹介しています。 そして、今後この仕事をするからには、本当に喜んでいただくために、住宅の塗装工事とはどうあるべきかを述べております。

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業界のよくある悪い慣例

外壁塗装業を含む住宅リフォーム業の世界では、営業と施工管理の両方がしっかりできる人材が非常に少ないのです。
下の図をご覧ください。

とても複雑で見るのもわずらわしくなってしまうような図ですね。 住宅の塗装工事において、お客様・販売会社・施工業者の関係で最も多い受発注構造パターンです。 これだけ複雑な指示・命令系統であればさぞしっかりした管理で施工されるので安心だと思われるかも しれませんが、まったく逆です。自分で対応せず、なにもかも施工業者にまかせてしまうのでこんな複雑な構造に なってしまうのです。販売会社は広告宣伝活動やその他の営業活動を通じて、お客様から見積り依頼を受けると営業担当者が一次対応として お客様のところへやって来ます。 このパターンの営業担当の多くは、塗料と外壁下地に関する専門知識を持っていません。 そのため、的確な塗装工事の提案はできません。とりあえず営業的な話法を駆使してお客様から信用をとりつけます。 そのあとで下請け施工業者に積算・見積りを丸投げするのです。下請け施工業者は現場作業の合間を縫って現地確認に行きます。 そして面積を割り出して積算・見積り書を作り、元請け販売会社の営業担当に価格提示します。

下請け施工業者から価格提示を受けた元請け販売会社の営業担当は、その価格に利益を上乗せして見積書を作成しなおし、お客様に価格提示します。 ここまでの流れでは特に問題はありません。問題は、お客様との窓口である営業担当に塗料と外壁下地に関する専門知識が無いということです。 その場合は、すべてが業者まかせで、業者から言われるまま疑いも持たずにお客様と商談します。正しい工事提案なのか、適正価格なのかもわかりません。また、信じられないほどの高額な利益の上乗せをする営業マンや販売会社が実在するのも事実です。

このような営業担当では、いざ受注しても現場の指揮監督ができないため、お客様の立場に立った問題発見ができないのです。 お客様に指摘されて初めて問題に気づき、自分ではわからないので、問題解決も業者に丸投げ。 最悪の場合は、お客様対応も業者に丸投げ。見方によれば、何か問題が発生しても、全て業者に押し付けられるので、業者の提案はあえてうのみにするということも言えます。こんな営業に担当されてしまうと悲惨です。 しかし、外壁塗装だけでなく、リフォーム業界の営業マンにはこのタイプが非常に多いのです。

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施工業者に直接発注。しかし、注意が必要です。

そんな営業が中間に入るのであれば、余計なマージンを払うだけで何のメリット もないではないか。それなら、塗装業者さんの看板を見つけて直接頼もうか。
ということで、直接業者さんに頼むとどうでしょう。下の図がそのパターンです。

確かに非常にシンプルでわかりやすい受発注構造です。
しかし、この構造にも問題はあります。重箱の隅をつつくような指摘だと言われるかもしれませんが、塗装業者さんの生の声、体験されたお客様の生の声を反映させた指摘なので、我慢してお読みくだされば幸いです。
一番の問題点はお客様の対応窓口になる担当者が職人さん、このパターンの場合のほとんどが職人一筋の親方さんです。 トラブル事例として、見積もりを数社からとり、一番安かったので頼んだらあっというまに工事をされて、聞きたいことも聞ける雰囲気ではなかった。翌年には所々塗装が剥がれ、苦情を言うと初対面の時とは人柄が豹変し居直られた。実際にお客様から聞いたお話です。 もちろん人柄の良い職人さんは大勢いらっしゃいますので、そのような方であれば良いのですが、昔も今も職人さんは話しかけづらい雰囲気がありますね。 実際にお客様と会話をするのが苦手だという職人さんは多いのです。 ですから、職人さんも余計なことは会話を持ちかけないため、いざ塗装工事が始まると、工事中はお客様もなかなか話かけづらかったり、ちょっとした事を頼みづらいということがあります。 じつはこれが後々、漠然としたお客様の不満につながります。また、この構造では施工業者さんの負担が大きすぎます。 営業や広告宣伝活動、お客様との打ち合わせ、積算・見積り、商談、現場作業まですべてやらなければなりません。 工事中はお客様の立場に立った目線で細やかな管理をしなければなりません。 それは、施主であるお客様に対してだけではなく、近隣の方々に対する細かな目配り、気配りも必要です。 この構造ではそこまではとても手が回りません。お客様にしてみれば、仕上がりさえ良ければいいということではありません。 気持ちよく工事が進行して欲しいと願うはずです。そのためにはやはり、お客様対応に慣れた細かな目配り、気配りのできる営業経験を豊富に積んだ人材が お客様と職人さんの間には必要ですが、残念ながらそこまではできない業者さんがほとんどです。

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下図があおば塗工舎の受発注のながれです。

何度も申し上げますが、私は24年間この業界に従事し、住宅の塗装工事における様々な問題を見聞きしました。 知識のない営業による受注トラブル。間違った知識のまま頑固に自分は正しいと思い込んでいる職人さん。 儲けを度外視して無理な受注をした末に手抜き工事をして、全くアフターサービスを受け付けない業者。 私も様々な職人さんと一緒に仕事をして、多くの失敗を経験しました。 今はとても信頼できる職人さんと長年にわたってお付き合いが出来ていますが、知識と技術を兼ね備えた信頼できる職人さんと出会うまでにはとても苦労しました。

あおば塗工舎の広告宣伝はインターネットのホームページのみで、あとはお客様のご紹介や口コミが中心です。 お見積りのご依頼をいただくと現地へ伺い、ご要望などをお聞きしたうえで現状の状態に合った塗装工事方法を積算見積りし、ご提案いたします。 お客様との対応窓口は、初回訪問の面談から始まり、現地診断に基づいた積算・見積りまですべて私が自分自身で行います。 そして縁あって工事をさせていただけることになれば、当店が信頼する質の高い職人さん=ペイントスタッフに協力してもらい、施工します。 あおば塗工舎とあおば塗工舎のペイントスタッフはお互いの得意分野で仕事を分担しあい、お客様に質の高い塗装工事を安心の低価格で提供しています。 職人さんにはとにかく上質の塗装工事をやり遂げることに専念してもらいたいので、工事以外のことはすべて私が対応します。 ですから、近隣の皆様へのご挨拶も私が丁寧に回ります。 最終的にご満足いただくためには、仕上がりだけではなく、気持ちの良い工事進行が不可欠です。お客様が望んでおられることはそういうことだと思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

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