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なぜ塗装が必要か

大切な家を長持ちさせるために、外壁のお手入れは重要です。外壁用塗料の耐用年数は7年から10年で、新しく開発されている最新の塗料でも15年が限界です。そのため、住宅そのものの耐用年数の間に2回以上の塗り替えが必要になります。部位、素材ごとの塗装方法

窯業系サイディング壁の塗装方法

新築時のサイディングボードは現場塗装と出荷時塗装の違いはありますが、アクリル樹脂塗料が塗装されているものが大半です。様々な意見がありますが、症状によって判断するより10年目で塗り替えると考えましょう。その理由は、表面の防水もさることながら、ボードとボードの継ぎ目に施工されているコーキングの寿命が10年であるからです。窯業系サイディングボードは高圧洗浄で表面の汚れを落とし、シーラーで下塗りをした後、中塗りと上塗りをします。シーラーとは吸収性のある素材に使用する下地調整材です。シーラーには下地の吸い込みを止めて、塗料の付着力を向上させる機能があります。中塗りと上塗りでは通常同じ塗料を塗り重ねします。塗料の種類には、ウレタンやシリコンの他、多くの種類があります。コーキングは窓周り以外はすべて撤去し、新たに打ち替えることをお勧めしていますが、状態により判断しております。

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へーベルライト等のALC壁の塗装方法

ヘーベルライトやシポレックスに代表されるALCとは軽量気泡コンクリートと呼ばれる建築材料です。ALCは表面に気泡があるので素材自体に強度がありません。ここで、問題になるのは凍害です。ALCは、体積で約50%が気泡、30%が毛細管、20%が個体です。その、50%の気泡部分に吸水された水分が凍結すると破壊が生ずると考えられます。ただし、全体体積の55%を超えるような過度の吸水をしないようにすれば凍害を防止できることもわかっています。やはり、早めのお手入れが大切だということですね。ALCの塗装には下塗りとして、通気性のあるカチオンフィーラーか、エポキシシーラー、水性カチオンシーラー等を状態により選択して塗ります。その上にウレタンまたはシリコン系の塗料を2回塗りするとよいでしょう。窯業系サイディングボードと同様につなぎ部分の目地のコーキング処理は重要なポイントです。新築時には乾燥の速いアクリルコーキングが使われていることが多いのですが、耐久性がないため、状態によっては全て打ち替えをおすすめする場合もあります。

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金属系サイディング壁の塗装方法

金属系サイディング壁も、10年に一度のサイクルで塗装が必要です。スチールサイディングの場合、塗膜の剥がれかかった部分をきれいに剥がし、錆びている部分は錆を落とします。この剥がす作業をケレンといいます。ケレンは電動サンダーや金属ヘラを使用します。きれいにケレンをしたあとに下塗りとして錆び止め効果のある塗料を塗ります。全体に塗るか、錆を落とした部分のみにするかは状況判断します。今までの錆び止め塗料は鉛を用いた塗料が広く普及していましたが、最近では環境に配慮して樹脂系のものを使うようにしています。下塗りをした後は、ウレタンやシリコンなどの塗料で中塗りと上塗りをします。スチール以外の軽金属サイディングは本来塗装の必要がないとされていますが昨今の酸性雨や塩害の影響を受け、白く錆びる現象が見受けられます。やはり、塗装は必要ですので軽金属サイディングの場合でもご相談ください。

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コンクリート壁の塗装方法

コンクリートは水に弱いのでそのままではすぐに劣化してしまします。そのためコンクリートの風合いを保ちながら水の侵入を防ぐ撥水剤という無色透明の塗料が塗られています。しかし、撥水剤の撥水効果は2〜3年です。そこで、撥水剤を塗装した上にさらにフッ素樹脂クリヤーを塗ることで撥水効果を長期持続させることができます。撥水剤を塗らずにコンクリート面に直接フッ素樹脂クリヤーを塗ればいいようなものですが、そうするとコンクリートがまだらに濡れたような濡れ色の仕上がりになってしまいます。また、ヒビ割れが発生した個所は、その部分をダイヤモンドカッターでさらにUの字形にカットします。そしてカットした面にシーリング材を注入しますが、シーリング材との密着をよくするためにUカットしたコンクリート面にプライマーという塗料を塗るとよいでしょう。

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モルタル壁の塗装方法

高圧洗浄により、汚れを落としてから下地調整します。下地調整とは壁面のヒビや欠け、割れの補修です。細かいヒビ(ヘアークラック)はフィーラーという下塗り材を施工する際に刷り込むことで埋めることができます。 フィーラーとはモルタル壁の中塗りの前に塗る下地調整材で、壁面の凹凸を均したり、表面の強度を向上する機能があります。中塗りと上塗りは様々な種類の塗料から選択します。通常は色上げと言って、下塗りのフィーラーの上に同じ塗料を2回塗りするのが一般的です。

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縦葺き又は横葺き等の金属屋根の塗装方法

北海道はほとんどが四つ切トタン、縦葺き長尺、横葺き長尺の金属屋根です。中でも、溶融亜鉛めっき鋼板がその代表といえるでしょう。めっきした鉄板に塗装してあるのでかなり丈夫ですが、一度錆び始めると早目のお手入れが必要です。表面の汚れを洗浄し、錆び止め塗料を塗ります。全体に塗るか、錆を落とした部分のみにするかは状況判断しますがほとんどは部分塗りです。仕上げ塗料はアクリル系、ウレタン系、シリコン系がありますが、シリコン系が主流になりつつあります。

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木製ドア、破風(はふ)等の木部の塗装方法

木部といって真っ先に思い浮かぶのは、木製ドアや破風(はふ)です。破風とは屋根の厚み部分にあたる個所の部分名称です。破風は鉄板で巻いてある場合もありますが、木の素材をそのまま表わしている場合もあります。鉄板で巻いているのであれば、金属屋根を塗る手順で作業しますが、巻いていない場合は5年程度で塗り替えが必要です。この際、鉄板で巻いてしまうという選択もありますが、塗装するのであれば、オイルペイント(一般的なペンキのこと)や、水性塗料で塗装します。木製ドアの場合は塗装というより、専用オイルで防水をするようなイメージです。木製ドアは日頃から自分で簡単に手入れができる箇所なので、傷ませないようにすることが理想です。では傷んでしまったらどうするのかというと、表面を#300程度の目の細かいサンドペーパーで滑らかにして、チークオイルを2〜3回塗りこむと見違えるようになります。ただし、木製ドアは使用している素材によって、サンドペーパーをかけてはいけないものもありますので注意が必要です。ウッドデッキも木製ドア同様、自分でお手入れができますが、傷んだ場合は下地処理として埃や汚れを取り除いてから浸透性の高い木材保護塗料を塗装します。

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鉄製階段、手摺、シャッター等の鉄部の塗装方法

鉄階段やベランダの鉄製手摺り、ガレージのシャッターまたは、ガレージそのもの等、住宅の多くの部分に鉄部はあります。
塗装方法は、金属系サイディングと同様に、塗膜の剥がれかかった部分や錆びている部分をきれいに落としてから、錆び止めなどの下塗りをして、仕上げにウレタンやシリコン系の塗料を塗ります。
北海道では鉄製の灯油タンクが設置されているお宅も多いかと思います。錆びていたり、表面の塗装があせている場合は塗っておいた方がいいでしょう。

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外壁の場合

外壁の傷みをそのまま放置して内部まで傷みが進行すると、建材の補修や交換が必要になり、余分な費用がかかります。通常はそこまで放置することはないと思いますが、外壁を塗り替える場合の塗装工程においても下地調整や下地処理に余分な工程が必要にならない程度の段階で塗り替えを決断することが経済的にも安上がりです。

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屋根の場合

通常北海道は金属屋根が広く普及されていますがそのほとんどが溶融亜鉛めっき鋼板です。めっき鋼板はめっきの表面が空気と接触すると亜鉛分が徐々に腐食され、鋼板の錆を遅らせるようになっています。しかし、外部環境の影響を受けてやがては錆びが発生します。あまりにも傷んだ屋根材は塗装ではカバーできなくなり、全て葺き替えるしかなくなってしまうと費用もかさみます。そこまでにはならないとしても、表面の塗装が劣化すると冬期間の屋根の雪が滑り落ちず、思わぬ事故につながることもありますので注意が必要です。

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木部の場合

防水が切れた木部は湿潤と乾燥を繰り返すことで、割れや反りが発生します。そうなると交換しかありません。ウッドデッキやベランダなど人が載る部分の木部は傷みによる破損で怪我を伴う事故につながります。美観的に優れた木の風合を保つのは非常に大変ですが、こまめなお手入れをする以外にありません。手の届く部分で危険を伴わない場所は自分でお手入れをすることでコストダウンできます。

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凍害の影響

主にサイディングボードの壁、へーベルライトやシポレックスなどのALCの壁が影響されます。どちらも外壁材として広く普及しておりますので、本来の性能が発揮されているあいだはたとえ北海道の厳しい冬であっても凍害の影響を受けることはないでしょう。影響を受けるのは10年ほど全くお手入れをしていないか、外部の衝撃によって破損しているのを放置している場合です。これらの外壁材は表面の塗膜が素材そのものを水 分からガードしています。上記の原因などで防水機能がなくなるとこれらの外壁材は吸水しやすい特徴がありますので注意が必要です。冬期間の寒暖で吸い込んだ水分が凍ったり融けたりすることで素材の粒子が破壊され、激しい傷みが発生します。破損した部分を補修することが可能なので傷みが広がらないうちに補修し、建物全体の防水も見直してみてはいかがでしょうか。

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積雪の影響

本格的な積雪期間は約2ケ月から長くて3か月。吹きだまりや落雪により、壁が積雪で部分的に塞がります。その間、雪に接触していた壁面は部分的に塗膜が剥がれるなどの傷みを誘発する場合があります。同じ部分が毎年同様の影響を受けた場合は局部的に傷みが進行しますので一定の年数が経過していなくても、塗り替えが必要になる場合があります。あまり目の届かない場所が思いのほか傷んでいる場合がありますので、家の周囲 は時々目を凝らして点検してく必要があります。

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結露の影響

特に北側壁面に現れる症状です。結露とは寒気と暖気に挟まれた壁や窓ガラス、サッシの暖気側に水滴が発生する症状です。寒さの厳しい北側にその症状が現れやすいのはそのためです。壁にこの症状が現れるとしたら、目も手も届かない部分です。内側から水分を吸いこみ、壁が傷み、最後に塗膜が剥がれるので症状が出た時は塗装だけでは一時しのぎにすぎません。傷んだ壁素材も対策すると同時に断熱などの対策も加えて再発防止 も必要です。大きな補修工事にならないように提案しますのでこのような場合もご相談ください。安価な方法で対策します。

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屋根の症状

屋根の塗膜が劣化すると屋根の雪が滑りづらくなります。屋根の雪が滑りづらくなると、屋根の上に登って雪下ろし作業をしますが、それがさらに屋根の塗膜を傷めることになる場合もあります。凍りついてしまっている場合はさらに屋根上の氷を叩いているうちにうっかり屋根に穴をあけてしまうこともあります。屋根の塗り替えで屋根の状態を確認すると、軒先に小さな穴が点々とあいている光景をよく目にします。冬場に屋根に登ることは危険でもありますので、登らなくていいようにするためにも屋根の塗装は必要です。

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